更新日:2025.12.17
冷蔵庫収納を100均で整理するコツ|定位置管理の基本から場所別の収納アイデアまで徹底解説
こんにちは。Smart Housework Lab 時短家事と効率的な暮らしの研究所の「jitankaji」です。
みなさんは冷蔵庫を開けたとき、どこに何があるかパッと見てわかりますか。
奥の方から賞味期限切れの調味料が出てきたり、野菜室の底でしなびた野菜を発見してしまったり。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は私も以前はそうでした。スッキリ片付いた冷蔵庫に憧れて、ダイソーやセリアなどの100均ショップで収納グッズを買ってはみるものの、サイズが合わなかったり使いにくかったりで結局リバウンドしてしまうんですよね。
でも、ただケースを並べるのではなく、正しい整理のセオリーと選び方のコツさえ掴めば、100均アイテムは最強の味方になります。毎日使う場所だからこそ、ストレスなく出し入れできる仕組みを作りたいですよね。
今回は、誰でも簡単に真似できてリバウンドしにくい、100均グッズを使った冷蔵庫収納のアイデアと実践的なテクニックについて、お話ししていきたいと思います。
☑ 記事のポイント
- 1100均グッズを活用して冷蔵庫内のスペースを無駄なく使い切るための具体的な選び方がわかります
- 2食材の定位置を決めて「探す時間」と「食品ロス」を同時に減らす管理テクニックが身につきます
- 3ドアポケットや野菜室など場所別の特性に合わせた最適な収納アイテムと使い方の実例が学べます
- 4一人暮らしからファミリーまでライフスタイルに合わせた無理のない整理整頓のルール作りが理解できます
冷蔵庫収納に効く100均整理のコツと基本原則

冷蔵庫の整理というと、つい「おしゃれなボトルに詰め替える」とか「白いケースで統一する」といった見た目の美しさに目が行きがちですよね。
でも、本当に大切なのは「使いやすさが持続すること」だと私は思います。ここでは、なぜ100均グッズが冷蔵庫収納に向いているのか、そして失敗しないための基本的な考え方について解説していきます。
100均グッズで冷蔵庫が片付く理由
私が冷蔵庫収納に100均グッズを強くおすすめするのには、単に「価格が安いから」という経済的な理由以上の、構造的かつ戦略的な理由があります。
それは、100均アイテムが持つ「モジュラー性(組み合わせやすさ)」と「可変性(やり直しのしやすさ)」です。
まず「モジュラー性」についてですが、冷蔵庫という限られた空間を効率よく使うためには、空間を四角いブロックで区切っていく「区画整理」の発想が不可欠です。
最近のダイソー、セリア、キャンドゥなどの100均ショップでは、冷蔵庫の奥行きや棚の高さにフィットするように計算されたトレーやケースが、シリーズ展開されています。
これらはまるでパズルのピースのように規格が統一されていることが多く、同じシリーズで揃えることで、デッドスペースを最小限に抑えながら、庫内をシステマチックに分割することが可能です。
高価なブランド収納用品も素敵ですが、サイズ展開の豊富さと、廃盤になっても類似品が見つかりやすいという点において、100均の右に出るものはありません。
次に「可変性」です。これが実は一番重要なポイントかもしれません。私たちの食生活や冷蔵庫の中身は、季節やライフステージによって劇的に変化します。
例えば、夏場は麦茶のポットやビール、スイカなどの大きな食材が増えますし、冬場になれば鍋用の白菜や、作り置きの煮込み料理の鍋ごと保存するスペースが必要になります。
もし、数千円もするような高価で固いアクリルケースで庫内をガチガチに固定してしまっていたらどうなるでしょうか。
「今はここに鍋を入れたいのに、ケースが邪魔で入らない。でも高かったから捨てるのも忍びない…」というジレンマに陥り、結局ケースの上に物を積み重ねてカオス化する、というのがよくある失敗パターンです。
ここがポイント
100均のグッズなら、心理的にも金銭的にも「捨てる・変える」ことへのハードルが圧倒的に低いです。
「夏はトレーを撤去してスペースを空けよう」「子供が成長してお弁当が始まったから、お弁当セット用のカゴを追加しよう」といった具合に、生活の変化に合わせて収納システムを柔軟にアップデート(リデザイン)し続けることができます。
このフットワークの軽さこそが、リバウンドを防ぎ、常に使いやすい冷蔵庫を維持するための最大の秘訣なのです。
また、最近の100均アイテムは機能性も侮れません。
「冷蔵庫専用」として開発された商品は、冷気の循環を妨げないようにメッシュ状になっていたり、引き出しやすいように頑丈な取っ手が付いていたりと、ユーザーの声を反映した設計になっています。
とりあえず安いから使うのではなく、戦略的に「変わり続ける冷蔵庫に対応するためのツール」として100均グッズを選ぶ視点を持つことが、整理成功への第一歩です。
定位置管理でモノの住所を決めるルール

冷蔵庫が散らかり、賞味期限切れの食品が量産されてしまう最大の原因をご存知でしょうか。それは、「買ってきたモノを、その時たまたま空いている場所に突っ込む」という行動パターンです。
これを繰り返すと、冷蔵庫の中は「地層」のように古いものが奥へ奥へと追いやられ、何がどこにあるのか誰にもわからない状態、いわゆる「ブラックボックス化」が進行します。
この問題を根本から解決する唯一の方法が、物流倉庫などでも採用されている「定位置管理」という手法です。
簡単に言えば、庫内のすべてのモノに「住所(アドレス)」を割り当て、使ったら必ずそこに戻すというルールを徹底することです。ここで100均のトレーやケースが、「住所の境界線」として強力な役割を果たします。
例えば、「朝食セット」という住所を決めたトレーには、バター、ジャム、ヨーグルト以外は絶対に入れないというルールを作ります。
また、「早く食べるもの」という住所のトレーを作り、賞味期限が近い食材は必ずそこへ移動させる運用にします。このように物理的な枠(トレー)で区切ることで、モノの帰る場所が可視化されます。
定位置管理には、大きく分けて3つの絶大なメリットがあります。
- 検索コストの削減:「あれどこだっけ?」と探す時間がゼロになります。冷蔵庫を開けている時間が短くなるため、電気代の節約にもつながります。
- 共有知の形成:自分だけでなく、パートナーやお子さんも「ここがジュースの場所」「ここが納豆の場所」と認識できるようになります。家族からの「マヨネーズどこ?」という問い合わせ対応から解放されるのは、家事を担う側にとって大きなストレス軽減になります。
- 在庫の適正化:トレーの大きさは、物理的な在庫の上限(キャパシティ)を意味します。「このカゴに入る分しか買わない」と決めることで、安売りでの買いすぎや、使い切れない調味料の増加を自然に防ぐことができます。
ラベリングの重要性
住所を決めたら、必ずその場所に表札を出しましょう。テプラなどのラベルライターがなくても、マスキングテープと油性ペンで十分です。
トレーの前面や棚板の側面に「パンセット」「みそ汁セット」「賞味期限注意!」などと書いて貼っておくだけで、家族全員への無言のガイドになります。
特に字が読めるようになったお子さんには効果てきめんで、自分でおやつを取り出して戻す習慣づけにも役立ちますよ。
重要なのは、最初から完璧な住所割りをしないことです。「とりあえずここを定位置にしてみよう」と仮決めし、1週間ほど生活してみて、出し入れしにくければ場所を変える。
この微調整を繰り返すことで、あなたの家庭に最適な「究極の配置」が見つかるはずです。
透明なトレーで見える化して在庫管理
Instagramなどで見かける「真っ白なケースで統一された美しい冷蔵庫」。憧れますよね。生活感が消えて、まるでモデルルームのようです。
しかし、私は声を大にして言いたいのですが、「中身が見えない収納」は上級者向けの諸刃の剣です。
特に、忙しい共働き家庭や、料理中にパパッと食材を取り出したい方にとっては、不透明なケースは「在庫隠し」になってしまい、管理の難易度を劇的に上げてしまいます。
人間の脳は不思議なもので、「見えないものは存在しない」と認識してしまう傾向があります。白いケースの中に使いかけのカレールーや、半分残った豆腐を入れて蓋をしてしまったらどうなるでしょう。
次の日にはその存在を忘れ、新しいものを買ってくるか、数週間後にカビが生えた状態で発見されるのがオチです。これを防ぐための鉄則が「見える化(Visualization)」です。
100均で収納用品を選ぶ際は、以下のポイントを重視してください。
- 素材は透明か半透明(クリア):外から見て、中身の残量や色が瞬時にわかるものを選びましょう。ダイソーの「キレイストッカー」シリーズや、セリアの「キレイラック」などは、クリアタイプで非常に優秀です。
- メッシュやスリット入り:カゴタイプを選ぶなら、編み目が大きく中が見えやすいもの、あるいはスリットが入っていて隙間から中身が確認できるものがベストです。冷気の通りも良くなるので、冷蔵効率の面でも理にかなっています。
- 高さは控えめに:深すぎるケースは、底の方にあるものが死蔵されがちです。中に入れるものの高さに合わせて、上から覗き込まなくても何が入っているかわかる深さのものを選びましょう。
どうしても隠したい場合
「それでもやっぱり見た目のノイズを減らしてスッキリさせたい!」という場合は、前面だけが白いケースを使い、側面は透明なものを選ぶか、あるいは中身を具体的に書いた大きめのラベルを必ず貼りましょう。
ただし、「その他」や「食品」といった曖昧なラベルは禁物です。「粉物」「乾物」「未開封の調味料」など、中身を具体的に定義しないと、結局そこは何でもありのブラックホール化してしまいます。
見える化は、食品ロスを減らすための最強の武器です。「あ、そろそろケチャップがなくなりそうだな」「このジャム、早く食べなきゃ」という情報が、冷蔵庫を開けるたびに自然と目に入ってくる状態を作ること。
これこそが、無理なく在庫管理を続けるコツなのです。
全出しから始める片付けの重要手順

「よし、冷蔵庫を片付けよう!」と思い立ったとき、多くの人がやってしまいがちな失敗があります。それは、いきなり100円ショップに駆け込んで、良さそうなカゴやトレーをカゴいっぱいに買ってくることです。
断言しますが、これは絶対にNGです。サイズが合わずに無駄になったり、そもそも不要な収納グッズを増やして冷蔵庫を狭くしてしまったりする原因になります。
冷蔵庫整理を成功させるには、料理と同じで「下ごしらえ」が何より重要です。私が推奨する、失敗しないための「冷蔵庫オーガナイズの5ステップ」をご紹介します。
ステップ1:全出し(Reset)
まずは、冷蔵庫の中身を一度すべて外に出します。庫内が空っぽになることで、初めて「自分がどれだけの量を抱え込んでいるか」を客観視できます。
一度に全部出すのが大変なら、「今日は一番上の棚だけ」「今日はドアポケットだけ」とエリアを区切っても構いません。クーラーボックスを用意しておくと、夏場でも安心して作業できます。
ステップ2:選別(Sorting)
出した食材を「要る」「要らない」「迷い中」に分けます。賞味期限切れの調味料、いつ冷凍したか不明な化石のような肉、付属のタレの小袋などは、心を鬼にして処分しましょう。
ここで量を減らすことが、収納スペースを生み出す最大の鍵です。
ステップ3:清掃(Clean)
モノがなくなった庫内は、絶好の掃除チャンスです。アルコール除菌スプレーや重曹水を含ませた布で、棚板や壁面を拭き上げましょう。
特にゴムパッキンの溝や棚の奥は汚れが溜まりやすいので念入りに。きれいな冷蔵庫には、きれいな状態を維持したいという心理的効果も働きます。
ステップ4:計測(Planning)
ここが一番重要です。空になった棚の「幅」「奥行き」「高さ」をメジャーで正確に測ります。
特に注意したいのが、「ヒンジ(扉の蝶番)の出っ張り」や「棚板を支える突起」、そして「最下段のコンプレッサーによる出っ張り」です。
これらの干渉を計算に入れずにギリギリのサイズのケースを買うと、「入らない!」という悲劇が起きます。測ったサイズはスマホのメモ帳に記録しておきましょう。
ステップ5:調達(Procurement)
ここでようやく100均へ向かいます。メモしたサイズを見ながら、シンデレラフィットするトレーを探します。最初は必要最小限の数からスタートし、実際に使い勝手を試しながら買い足していくのが賢い方法です。
この手順は少し手間に感じるかもしれませんが、急がば回れ。このプロセスを経ることで、リバウンドしない「自分だけの使いやすい冷蔵庫」の土台が出来上がるのです。
汚れ防止シートの正しい使い方と注意点
冷蔵庫掃除の手間を少しでも減らすために、棚板に100均の「汚れ防止シート」や「冷蔵庫用マット」を敷いている方も多いでしょう。
デザインも可愛らしいものが多く、敷くだけで庫内が明るくなる効果もあります。しかし、このシートの使い方を一歩間違えると、逆に不衛生な環境を作ってしまうリスクがあることをご存知でしょうか。
最大の問題は「敷きっぱなしによる汚れの隠蔽」です。
シートを敷いている安心感から、液だれや野菜の土汚れが付着しても「シートがあるから本体は汚れていない」と油断し、数ヶ月、ひどい場合は年単位で放置してしまうケースがあります。
シートと棚板の隙間に結露や水分が入り込むと、そこはカビや雑菌の温床になります。通気性が悪くなることで、冷気の循環効率が落ちる可能性もゼロではありません。
そこで、私は以下のような「条件付き運用」を提案します。
私のシート活用ルール
- 全面には敷かない:庫内全体に敷き詰めると交換が億劫になります。調味料のトレーの下や、土汚れがつきやすい野菜室の底など、汚れやすいスポットに限定して小さくカットして敷きます。
- 交換頻度を決める:「汚れたら交換」ではなく、「2週間に1回は必ず交換」など、期間でルールを決めます。100均のシートは安価なので、使い捨て感覚で割り切って使うのが衛生的です。
- 食品が直接触れる場所には敷かない:あくまで容器の下に敷くものとし、直接野菜や果物を置く場所には使用しません。
また、最近の100均には「洗える吸着マット」なども売られていますが、洗う手間を考えると、キッチンペーパーや新聞紙で代用し、汚れたら即捨てるというスタイルのほうが、忙しい現代人には合っているかもしれません。
特に野菜室では、新聞紙を敷くことで適度な湿度調整効果も期待できるため、専用シートよりも機能的な場合すらあります。
シートは「汚れを溜める場所」ではなく、「汚れを広げないための仮の盾」です。この意識を持って、こまめなメンテナンスを心がけましょう。
場所別!冷蔵庫収納と100均整理のコツ

冷蔵庫は、ドアポケット、メインの棚、チルド室、野菜室、冷凍室と、それぞれ温度帯や構造、アクセス性が全く異なります。
すべての場所を同じ収納用品で片付けようとすると必ず失敗します。ここでは、各ゾーンの特性を理解し、その弱点を補うための100均グッズ活用術を具体的に解説していきます。
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下味冷凍のメリットとデメリット徹底解説!
ダイソーの回転ケースでチューブを管理
ドアポケットは、冷蔵庫の中で最も開閉による温度変化が激しく、かつ振動の影響を受ける場所です。
ここに置かれることが多いのが、マヨネーズ、ケチャップ、ドレッシング、そしてわさびや生姜などの薬味チューブ類です。
特に問題児なのが、奥の方に追いやられた小瓶や、自立しないチューブ類ではないでしょうか。
「奥のラー油を取ろうとして、手前のドレッシングを倒してしまった」…そんなイライラを解消してくれる神アイテムが、ダイソーなどで販売されている「回転できる収納ケース(ターンテーブル)」です。
元々は化粧品やスパイスラックとして使われるアイテムですが、これをドアポケット(サイズが合うか要確認!)や棚のデッドスペースに設置します。
使い方は簡単。よく使う薬味の小瓶や、背の低い缶詰などをこの回転トレーに乗せるだけです。奥にあるものを使いたいときは、トレーをクルッと回すだけで手前に現れます。
まるで中華料理の円卓のような仕組みですが、これによって「奥のものを取るために手前のものを退かす」というアクションが不要になり、在庫の視認性も劇的に向上します。
また、チューブ類の収納には「立てる」技術が必要です。ドアポケットに引っ掛けるタイプの「薬味チューブホルダー」は定番ですが、数が多くなると邪魔になることも。
そこでおすすめなのが、ペンスタンド型の仕切りケースや、歯ブラシスタンドの活用です。
マヨネーズ・ケチャップの「逆さ収納」
残量が少なくなったマヨネーズやケチャップは、逆さまにしておきたいですよね。100均には専用の「マヨケチャホルダー」がありますが、実はこれもサイズ選びが重要です。
太いボトル用と細いボトル用があるので、自宅の銘柄に合わせて選びましょう。さらに、これらをドアポケットの仕切り板でガッチリ挟み込んで固定すれば、扉を開けた勢いで倒れるストレスからも解放されます。
缶ストッカーで奥の飲料を取り出しやすく

夏場になると増えるビール、缶チューハイ、炭酸水などの缶飲料。
これらを冷蔵庫の棚にそのまま並べていませんか? そのまま置くと、奥の缶が取り出しにくいうえに、新しい缶を買ってきたときに手前に置いてしまい、結果として「奥にある古いぬるい缶」がいつまでも残るという現象が起きます。
この問題を解決するのが、ダイソーやセリアで手に入る「缶ストッカー」です。350ml缶が4本〜5本ほど縦に収納できるこのアイテムには、以下のような素晴らしいメリットがあります。
- 先入れ先出し(FIFO)の実践:ストッカーを使えば、補充するときは奥(または上)から入れ、飲むときは手前から取るという流れを自然に作れます。
常に「一番冷えた古いもの」から消費できるので、賞味期限切れや「ぬるい!」という失敗を防げます。 - 縦の空間活用:取っ手が付いているタイプなら、棚の奥深くまで有効活用できます。高い位置にある棚でも、取っ手を掴んでスッと引き出せるので、踏み台を使わずに奥の在庫にアクセス可能です。
- 転がり防止:丸い缶は不安定ですが、ストッカーがガイド役となり、整然と並べることができます。地震などの揺れで庫内が散乱するリスクも軽減できます。
注意点としては、海外製のビールやクラフトビールなど、一般的な350ml缶と微妙に直径が異なる缶は入らない場合があることです。
また、500mlのロング缶用と350ml用ではサイズが異なるので、普段よく飲む銘柄に合わせて選びましょう。「自分専用のビールレーン」ができると、晩酌の楽しみも少し増すかもしれませんね。
朝食セットは取っ手付きカゴにまとめる

冷蔵庫のメイン棚、特に2段目や3段目の奥は「魔窟」になりやすいエリアです。
手が届きにくく、視線も届きにくいため、ここに置かれたヨーグルトや豆腐は、気づけば賞味期限切れの常連になってしまいます。
この「奥行き問題」を解決する最強のテクニックが、棚全体を引き出しのように使う「引き出し化」です。
具体的には、朝食で使うアイテムを一括して収納する「朝食セット」を作ります。
取っ手付きの浅めのカゴやトレーを用意し、そこにバター、ジャム、ヨーグルト、ハム、スライスチーズなどをまとめて入れておきます。そして、朝の忙しい時間には、そのカゴごとテーブルへ運びます。
これによる時短効果は絶大です。
- アクション数の激減:本来なら「冷蔵庫を開ける→バターを出す→ジャムを出す→ヨーグルトを出す→閉める」と何度も往復するところが、「カゴを出す」の一回で済みます。
- 戻し忘れ防止:食事が終わったら、カゴごと戻すだけ。バラバラに散らかった調味料を一つずつ片付ける手間がなくなります。
- 省エネ効果:冷蔵庫の扉を開けている時間が短縮されるため、冷気が逃げにくく、電気代の節約にも貢献します。
「ご飯のお供セット(納豆、梅干し、海苔、佃煮)」や「お弁当セット(ミニトマト、カニカマ、ミートボール)」など、使うシーン(コンテキスト)に合わせてグルーピングするのがコツです。
100均には「冷蔵庫整理トレー」という名称で、透明で取っ手がしっかりした商品が多数展開されています。選ぶ際は、あまり深すぎないもの(高さ5〜8cm程度)を選ぶと、中身が埋もれず取り出しやすいですよ。
野菜室は紙袋やファイルで立てる収納
野菜室は一般的に深さがあり、大容量の引き出し構造になっています。
しかし、この「深さ」がくせ者です。買ってきた野菜をレジ袋のまま、あるいは裸のままポイポイ投げ込んでいくと、下の方にある野菜が上の重みで潰れたり、存在を忘れられてドロドロに溶けてしまったりします。
野菜室収納の鉄則は、「野菜は育ったときと同じ姿勢(立てて)保存する」ことと、「上から見て何があるか一目でわかるようにする」ことです。
これを実現するために、100均アイテムで空間を仕切ります。
プラスチック製のファイルボックスやブックスタンドを使って「壁」を作るのが定番ですが、私のお気に入りは「クラフト紙袋(紙製のガゼットバッグ)」を使った収納です。
| 仕切りタイプ | メリット | デメリット | おすすめの野菜 |
|---|---|---|---|
| ファイルボックス | 頑丈で倒れない。見た目が整然として美しい。洗って繰り返し使える。 | サイズが固定なので、白菜やキャベツなど大きな野菜が入らないことがある。 | 人参、きゅうり、アスパラガスなど細長いもの |
| クラフト紙袋 | 野菜の形に合わせて変形する柔軟性がある。汚れたらそのまま捨てられる。通気性と適度な吸湿性がある。 | 耐久性は低い。濡れた野菜を入れると破れやすい。自立性は弱め。 | じゃがいも、玉ねぎ、根菜類、泥付き野菜 |
セリアやダイソーには、野菜室の整理用にマチが広い専用のクラフトバッグが売られています。これを野菜室の高さに合わせて口を外側に折り返し、並べて設置します。
紙袋の良いところは、中に入れる野菜の大きさに合わせて形が変わる柔軟性です。ゴロゴロしたじゃがいもや玉ねぎも収まりが良いですし、土で汚れたり皮が散らばったりしても、袋ごと交換すれば掃除完了です。
長ネギやごぼうなどの長い野菜は、ファイルボックスや縦長のゴミ箱のようなケースを使って立てて入れます。
倒れやすい葉物野菜(ほうれん草や小松菜)は、軽く湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包んでから立てると、鮮度が長持ちします。
一人暮らしと家族で異なる収納戦略
最後に、家族構成による収納戦略の違いについてお話しします。一人暮らしの「自分だけがわかればいい」状況と、家族全員が使う状況では、目指すべきゴールが異なります。
一人暮らし・自炊ビギナーの場合:徹底的な「損失回避」
一人暮らしで最も避けたいのは、食材を使いきれずに腐らせてしまう「食品ロス」です。自分しか管理者がいないため、忘れたら終わりです。
- 見える化最優先:おしゃれな不透明ケースは禁止。すべて透明トレーまたはそのまま置くスタイルで。
- リマインドゾーンの設置:冷蔵庫の「目線の高さ(一番見やすい棚)」を「早く食べるゾーン」に指定します。
使いかけのハムや消費期限が近い納豆は、必ずここに置く癖をつけます。冷蔵庫を開けるたびに「あ、これ食べなきゃ」と思い出させてくれる仕組みを作ります。
ファミリー世帯の場合:誰でもできる「再現性」
家族で住んでいる場合、収納の主導権を握る人が完璧なシステムを作っても、他の家族がそれを乱してしまうのが常です。「ママ、あれどこ?」攻撃を避けるためには、システムのハードルを下げる必要があります。
- 人別トレーの導入:「パパ用のおつまみトレー」「子ども用のおやつボックス」「ママの朝食セット」など、人ごとの専用ボックスを作ります。自分のボックス内であれば多少散らかっていてもOKとすることで、共有スペースの秩序を守ります。
- ラベリングは必須:文字だけでなく、小さな子供がいる場合はイラストや写真を使ったラベルを貼ると効果的です。「ここに戻してね」といちいち言わなくても、視覚的に誘導できるようにします。
冷蔵庫収納を100均で整理するコツのまとめ
ここまで、100均グッズを使った冷蔵庫収納のテクニックを長々とお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
冷蔵庫が整うということは、単に見た目がきれいになるだけでなく、日々の料理の時短、無駄な買い物の削減、そして食品ロスの防止と、生活の質を底上げするたくさんのメリットがあります。
今回のまとめ
- まずは定位置管理:全てのモノに「住所」を決めて、迷子をなくしましょう。100均トレーはその「境界線」です。
- 透明&引き出し化:奥のモノを取り出しやすく、かつ中身が見える工夫を。見えないものは存在しないも同然です。
- 100均のメリットを活用:ライフスタイルの変化に合わせて、気軽に配置換えや買い替えができるのが100均の強みです。完璧を目指さず、トライアンドエラーを楽しみましょう。
- 無理は禁物:一度に全部やろうとせず、まずは「ドアポケットだけ」「朝食セットだけ」と、小さな成功体験を積み重ねてください。
ちなみに、農林水産省の推計によると、日本の家庭から出る食品ロスは年間約230万トン以上にも上ると言われています(出典:農林水産省『食品ロス・食品リサイクル』)。
冷蔵庫を整理することは、家計を守るだけでなく、地球環境を守る小さな一歩にもなるのです。
「冷蔵庫 収納 100均 整理 コツ」で検索してこの記事を最後まで読んでくださったあなたは、きっと「今の暮らしを良くしたい」という強い思いを持っているはずです。
その気持ちがあれば大丈夫。まずは次のお休みに、メジャーを持って冷蔵庫のサイズを測り、近くの100円ショップへ出かけてみませんか?
あなたの冷蔵庫が、開けるたびにワクワクするような素敵な空間に生まれ変わることを応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたの暮らしが、ほんの少しでも効率的で豊かになりますように。
「冷蔵庫の中がスッキリ整ったら、食材を無駄にする心配はありません。次は**『週1回のまとめ買いルーティン』**を実践して、食費と時間をさらに節約しましょう。」▼
週末まとめ買いのコツ!食費節約&献立作りが劇的に楽になる術