更新日:2025.12.12
週末まとめ買いのコツを完全解説!食費節約と平日の時短を実現する献立・買い物・保存の全手順
こんにちは。Smart Housework Lab、運営者の「jitankaji」です。
平日の仕事終わりにスーパーへ駆け込み、疲れ切った頭で夕飯の献立を考える。
そんな毎日に限界を感じて「週末まとめ買い」に挑戦してみたものの、食材を使い切れずに腐らせてしまったり、かえって食費が高くついてしまったりした経験はありませんか。
実は私自身も、かつては無計画にカートを埋めてしまい、月末に家計簿を見て青ざめるという失敗を何度も繰り返してきました。
しかし、正しい準備と保存の知識を身につけることで、まとめ買いは単なる買い出しではなく、自分自身の時間と健康を守る強力な武器になります。
この記事では、献立の立て方から買い物リストの作成、そして帰宅後の保存テクニックまで、週末のまとめ買いに関するコツを体系的に解説します。
節約だけでなく、平日の料理ストレスからも解放される仕組み作りを一緒に見ていきましょう。
☑ 記事のポイント
- 11週間の献立をパズルのように簡単に決めるための思考フレームワーク
- 2スーパーでの無駄買いと滞在時間を劇的に減らすリスト作成術
- 3食材を新鮮なまま長持ちさせ調理時間も短縮する下味冷凍の技術
- 4家族構成やライフスタイルに合わせた無理のない予算管理のポイント
成功へ導く週末まとめ買いのコツと準備手順

まとめ買いがうまくいくかどうかは、実は家を出る前の「準備」で8割が決まるといっても過言ではありません。いきなりスーパーに行くのではなく、まずは自宅で戦略を練ることが成功への近道です。
ここでは、無駄な出費を防ぎ、スムーズに買い物を済ませるための計画段階のコツについて詳しくお話しします。
1週間分の献立を迷わず決める方法
「1週間分の献立を考えるのが苦痛で仕方がない」。これは、家事の中でも特に「名もなき家事」として私たちの精神的リソースを奪う大きな悩みの一つです。
朝昼晩の3食×7日間、合計21食分すべてを完璧に決めようとすると、誰でも嫌になってしまいますし、その計画通りに進まなかったときのストレスも計り知れません。
私が長年の試行錯誤の末に行き着いたのは、「夕食の主菜(メインディッシュ)だけを決める」という極めてシンプルな方法です。
朝食はパンやシリアル、納豆ご飯などでパターン化して固定し、昼食は前日の残りやお弁当、麺類などで軽く済ませる。
そして、夕食のメインさえ決まっていれば、副菜はその日の気分や冷蔵庫に残っている野菜でなんとでもなります。
さらに、献立作りを「悩む作業」から「選ぶ作業」に変えるために、曜日ごとに食材のテーマ(カテゴリ)を決めておくことを強くおすすめします。
これを私は「食材ローテーション法」と呼んでいます。
曜日別メイン食材のローテーション例
- 月曜日(魚料理):週末に買ったばかりで鮮度の良い魚を優先して使います。刺身や焼き魚など、素材の味を楽しめるメニューにします。
- 火曜日(豚肉料理):薄切り肉など、汎用性が高く調理しやすい部位を活用します。生姜焼きや野菜炒めなど、手早く作れるものがベストです。
- 水曜日(鶏肉料理):週の半ばで疲れが出てくる頃なので、唐揚げや照り焼きなど、ボリュームがあって家族が喜ぶメニューで乗り切ります。
- 木曜日(加工品・卵・大豆):週の後半に差し掛かると生鮮品の鮮度が気になり始めます。ここで賞味期限の長い豆腐、厚揚げ、卵、練り物などを主役にします。
- 金曜日(冷凍・ひき肉):週末に下味冷凍しておいたお肉や、冷凍餃子、ひき肉などを使います。調理時間を極限まで減らして、一週間の疲れを癒やします。
- 土日(在庫整理):冷蔵庫に残っている半端な野菜やお肉を総動員します。鍋、カレー、チャーハン、お好み焼きなどは「冷蔵庫のお掃除メニュー」として最適です。
このように枠組みを作っておけば、「水曜日だから鶏肉料理にしよう」と検索条件が自動的に絞られるので、意思決定のスピードが劇的に上がります。
また、調理法についても「焼く」「煮る」「蒸す」「揚げる」を分散させるように意識すると、食卓のマンネリ化を防げるだけでなく、コンロが全部ふさがって調理が進まないという「キッチンの渋滞」も回避できます。
栄養バランスについては、厳密なカロリー計算をする必要はありません。「主食:主菜:副菜=3:1:2」の比率を視覚的に意識するだけで十分です。
主食(ご飯やパン)、主菜(肉や魚)、副菜(野菜や海藻)をこのバランスで揃えれば、自然とPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)も整いやすくなります。
無駄をなくす買い物リストの作り方

買い物リストを持たずにスーパーへ行くのは、地図を持たずに航海に出るようなものです。
店内の魅力的な商品棚、「本日限り」の赤いポップ、美味しそうな惣菜の匂い……スーパーマーケットは、私たちの購買意欲を刺激するよう科学的に設計されています。
何の武器も持たずに飛び込めば、予定外の商品でカゴがいっぱいになるのは当たり前です。
しかし、ただ欲しいものを羅列しただけのメモでは不十分です。私がおすすめする「最強の買い物リスト」は、「在庫の可視化」と「店舗ルートとの同期」を取り入れたものです。
1. デジタル在庫監査(Inventory Audit)
買い物リストを作る前に、必ず行ってほしいのが「在庫チェック」です。しかし、わざわざメモ帳を持って冷蔵庫の中身を書き出す必要はありません。
もっと簡単で確実な方法があります。それは、家を出る直前にスマホで冷蔵庫、冷凍庫、野菜室、パントリーの中身を写真に撮ることです。
これだけで、スーパーで「あれ、マヨネーズまだ残ってたっけ?」「卵はあったかな?」と迷ったときに、写真という証拠に基づいて即座に判断できます。
記憶に頼る買い物は、重複購入(ダブり買い)や買い忘れの最大の原因です。この「デジタル在庫監査」を習慣にするだけで、無駄な出費は確実に減ります。
2. 店舗レイアウト同期型リスト
次に、リストを書くときは、利用頻度の高いスーパーの通路順(店内の動線)に合わせて品目を並べ替えてください。
入り口(青果コーナー) → 鮮魚 → 精肉 → 豆腐・納豆・漬物 → 乳製品・卵 → パン・ジャム → お菓子・酒 → 冷凍食品 → 日用品
このように売り場のレイアウト順にリストを作成すると、広い店内を行ったり来たりする「無駄足」がなくなります。
一筆書きのように最短ルートで買い物を済ませることができるため、店内滞在時間が大幅に短縮されます。
実は、スーパーでの滞在時間が長くなればなるほど、衝動買いのリスクが高まるということが知られています。
滞在時間を短くすることは、単なる時短だけでなく、余計な誘惑にさらされる時間を減らし、財布の紐を守るための有効な防衛策なのです。
3. デジタルツールによる共有
夫婦やパートナーと家事を分担している場合、リストの共有は必須です。
「言ったはず」「聞いてない」という不毛な争いを避けるためにも、紙のメモではなく、リアルタイムで更新される共有ToDoアプリ(TimeTree、Google Keep、Todoistなど)を活用しましょう。
「牛乳」とだけ書くのではなく、商品のパッケージ写真を添付したり、「低脂肪ではなく成分無調整の方」といった具体的なメモを残したりすることで、買い間違いによるストレスも防げます。
片方が商品をカゴに入れてチェックボックスをタップすれば、相手の画面でも即座に完了状態になる。この連携プレーが決まると、買い物自体がゲーム感覚で楽しくなりますよ。
4人家族でも食費を節約するポイント
食べ盛りのお子さんがいるご家庭など、4人家族以上になると食費のコントロールは死活問題です。
「子供には栄養のあるものをたっぷり食べさせたいけれど、食費は抑えたい」というジレンマに悩んでいる方も多いでしょう。
人数が多い場合のまとめ買い戦略の鍵は、「かさ増し食材の積極活用」と「予算のバッファ(予備費)設定」にあります。
満足度を下げずにコストを下げる「かさ増し」術
食費の中で最もウェイトを占めるのは、やはりお肉や魚などのメイン食材です。ここをすべて高級な食材や大きな塊肉で賄おうとすると、予算はいくらあっても足りません。
そこで活躍するのが、安価でボリュームがあり、かつ栄養価も高い「かさ増し食材」たちです。
| おすすめ食材 | 活用アイデアとメリット |
|---|---|
| もやし | 最強のコスパ食材。ひき肉と混ぜてハンバーグにしたり、豚肉と蒸してボリュームアップしたり。シャキシャキした食感が満足感を生みます。 |
| 厚揚げ・豆腐 | お肉の代わり、あるいは半量を置き換えることで大幅コストダウン。炒め物や角煮風にしても美味しく、タンパク質もしっかり摂取できます。 |
| きのこ類 | 食物繊維が豊富で噛みごたえがあります。ハンバーグのタネに刻んで混ぜたり、牛丼の具としてしらたきと共に増量させたりと万能です。 |
| 鶏むね肉 | もも肉に比べて安価で高タンパク。パサつきがちですが、繊維を断つように切って片栗粉をまぶせば、驚くほど柔らかくジューシーになります。 |
これらを上手に組み合わせることで、お肉の使用量を減らしつつ、見た目のボリュームと食べたときの満足感を維持することができます。家族に「節約料理」と悟らせないことが、長く続けるための秘訣です。
心の余裕を生む「予備費」の設定
予算管理において最も重要なのは、ギリギリの金額で設定しないことです。例えば「週1万円」と決めたら、その中で1,000円〜2,000円程度の「予備費」を最初から確保しておいてください。
4人家族だと、急に子供の友達が遊びに来ておやつが必要になったり、調味料が同時に切れたり、あるいはどうしても疲れてお惣菜に頼りたくなったりする場面が必ずあります。
そんなとき、予備費がないと「予算オーバーしてしまった」という罪悪感や敗北感を感じ、節約へのモチベーションが一気に下がってしまいます。
「予備費は使ってもいいお金、使わなければラッキー」くらいに捉えておくことで、心に余裕が生まれます。
もし余ったら、翌週に繰り越すのも良いですし、月に一度の家族での外食費の足しにするのも素敵な使い道です。
業務スーパーやコストコの活用戦略
消費量が多い家庭にとって、業務スーパーやコストコなどの大容量商品は強い味方です。
しかし、ここには「安物買いの銭失い」になるリスクも潜んでいます。「安いから」と大量に買ったものの、口に合わなかったり、使いきれずに冷凍庫の肥やしになったりしては本末転倒です。
大容量商品を買うときは、「帰宅後すぐに小分けして冷凍する手間」とセットで考える必要があります。
その手間をかけられる時間と体力があるときだけ買う、あるいはシェアする友人がいるときだけ利用するなど、自分なりのルールを決めておくことが大切です。
※大容量パックはg単価が安いのが魅力ですが、一度に支払う金額は大きくなります。レジャー感覚で不要なものまでカートに入れないよう、ここでも事前のリスト作成と予算設定が不可欠です。
一人暮らしに適した量の見極め方

「一人暮らしで自炊をすると、逆に高くつく」説は、ある意味で真実です。キャベツ一玉の方が割安だと分かっていても、一人で消費し切る前に黒ずんでしまえば、それは単なる廃棄ロスになってしまいます。
一人暮らしのまとめ買いで重要なのは、単価の安さよりも「使い切れるかどうか(廃棄リスクの低減)」と「飽きない工夫」です。
ポーションコントロール(小分け管理)の徹底
一人暮らしの方がまとめ買いをした際、帰宅後一番にやるべきことは「1食分ずつの小分け(ポーションコントロール)」です。
これをサボって大パックのまま冷凍してしまうと、後日ガチガチに凍った肉塊と格闘することになり、解凍もおっくうになって、結局コンビニ弁当を買って帰る……という悪循環に陥ります。
肉や魚は、購入直後に約80g〜100g(自分が1回で食べる量)ずつラップに包み、さらにジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。
このひと手間を週末に投資するだけで、平日の夜は「1個取り出して焼くだけ」という、インスタント食品並みの手軽さを手に入れることができます。
「自炊=善」の呪縛を捨てる
一人暮らしの食生活において、すべてを素材から手作りしようとするのは挫折の元です。私はあえて、「ハイブリッド自炊」を推奨しています。
- ご飯:週末にまとめて炊いて、1膳分ずつ冷凍しておく。
- 汁物:インスタント味噌汁やフリーズドライを活用する。
- 主菜:簡単な炒め物を作るか、疲れている日はスーパーのお惣菜やコンビニのサラダチキン、冷凍食品を利用する。
このように、「ご飯だけは用意する」「野菜だけは切る」といった低いハードルを設定することで、無理なく自炊習慣を続けることができます。
冷凍野菜(フローズンベジタブル)の活用
生野菜を使い切る自信がない方には、市販の冷凍野菜が救世主となります。ブロッコリー、ほうれん草、インゲン、オクラなど、今はコンビニでも質の高い冷凍野菜が手に入ります。
これらは旬の時期に収穫され、すぐに急速冷凍されているため、実は旬を外れた生野菜よりも栄養価が高い場合があるのです。
価格も年間を通して安定しており、必要な分だけパラパラと使えて腐らせる心配もありません。一人暮らしの野菜不足解消には、これ以上ない合理的な選択肢と言えるでしょう。
効率よく回れるスーパーの選び方
すべての食材を週末の1回だけで買い揃えようとすると、両手いっぱいの買い物袋を抱えて帰宅することになり、その重労働だけで「まとめ買い=つらい」というネガティブなイメージが刷り込まれてしまいます。
また、一度に大量の食材を買うと、冷蔵庫へ収納する作業も大仕事になりがちです。
これを防ぐために、私は「ネットスーパー」と「実店舗」を組み合わせたハイブリッド購買モデルを実践しています。
それぞれのチャネルが得意とする分野を理解し、使い分けることで、肉体的・精神的な負担を最小限に抑えることができます。
購入チャネルの最適な使い分け
- ネットスーパー・通販(月1回):重くてかさばるもの、保存性が高いもの
お米、飲料水(ペットボトル)、調味料(醤油・油・みりん等)、缶詰、粉類、洗剤やトイレットペーパーなどの日用品。
これらは重量があり持ち運びが大変ですが、鮮度を気にする必要がありません。自宅の在庫を見ながら注文できるため、重複購入のリスクも減らせます。
また、LOHACOやAmazon定期おトク便などを活用すれば、ポイント還元でお得になることもあります。 - 実店舗(週1回):鮮度が命の生鮮食品
肉、魚、野菜、果物、卵、豆腐、牛乳など。
これらは自分の目で鮮度や品質を確かめて選びたいものです。また、店舗ごとの「今日のおすすめ」や「見切り品」を活用してメニューを柔軟に変更できるのも実店舗の強みです。
店舗選びの基準:総合スーパーか専門店か
実店舗を選ぶ際、何でも揃う「総合スーパー」は便利ですが、あえて「八百屋」「精肉店」「魚屋」などの専門店を活用するのも一つの手です。
専門店は、プロの目利きで選ばれた高品質な食材が、スーパーよりも安く手に入ることがあります。
また、「この魚はどうやって食べると美味しい?」といった会話から、ネットには載っていない調理のヒントを得られるのも専門店ならではの楽しさです。
もし近所にそのようなお店がない場合は、商品の回転率が良い(=お客さんが多く入っている)スーパーを選びましょう。
回転率が良い店は商品の入れ替わりが早いため、常に新しい(鮮度の良い)食材が並んでいる可能性が高いからです。
食材を無駄にしない週末まとめ買いのコツ

スーパーから帰宅し、玄関に買い物袋を置いた瞬間。そこからが、実はまとめ買いの成否を分ける「ゴールデンタイム」です。
買ってきた食材をパックのまま冷蔵庫に押し込むだけでは、数日後に鮮度が落ち、ドリップが出たり変色したりしてしまいます。
ここでは、食材の寿命(シェルフライフ)を延ばし、平日の調理時間を劇的に短縮するための「保存と処理」のプロフェッショナルなテクニックをご紹介します。
肉や魚をおいしく保つ下味冷凍
私が週末のルーティンとして最も効果を実感し、声を大にしておすすめしたいのが「下味冷凍」です。
これは、買ってきた肉や魚を生の状態で調味液に漬け込み、そのまま冷凍保存する方法です。単なる保存術ではなく、調理プロセスの一部を週末に前倒ししておく「準備調理(プレパレーション)」と言えます。
科学的根拠に基づくメリット
「味付けしてから冷凍するなんて、余計に手間がかかりそう」と思われるかもしれません。しかし、これには科学的な裏付けのある大きなメリットがあります。
- 味の浸透圧効果:冷凍する過程で食材の細胞内の水分が凍り膨張することで、細胞膜に微細な傷がつきます。その結果、調味液が内部へ浸透しやすくなり、短時間の漬け込みでもしっかりと味が染み込みます。
- 乾燥と酸化の防止:調味液に含まれる油分や糖分が食材の表面をコーティングし、冷凍庫内の乾燥した冷気や酸素から守ってくれます。これにより、冷凍特有のパサつきや「冷凍焼け」による嫌な臭いを防ぐことができます。
- 食感の軟化:お酒、お酢、舞茸、塩麹、ヨーグルトなどに含まれる酵素や酸には、タンパク質を分解して肉質を柔らかくする働きがあります。安いお肉でも、驚くほどしっとりジューシーに仕上がります。
絶対失敗しない鉄板レシピと保存ルール
以下は、私が繰り返し作っている汎用性の高い下味冷凍の例です(肉200〜300g目安)。
| 主食材 | 味付け名 | 基本配合(例) | ポイント |
|---|---|---|---|
| 豚薄切り肉 | 王道の生姜焼き | 醤油大2.5・酒大1・みりん大1.5・砂糖小1・生姜適量 | お酒と生姜が臭みを消し、砂糖が保水性を高めます。解凍後、玉ねぎと一緒に炒めれば完成です。 |
| 鶏もも肉 | ネギ塩レモン | 長ネギみじん切り1/2本・鶏ガラスープの素小2・ごま油大1・レモン汁小1 | さっぱりとして食欲をそそる味。唐揚げの下味としても使えます。 |
| 魚(ブリ・鮭) | 照り焼きのタレ | 酒大3・みりん大2・醤油大1.5・生姜薄切り数枚 | タレごとフライパンに入れて蒸し焼き(焼き煮)にすると、ふっくら仕上がります。 |
保存する際は、ジッパー付き保存袋に入れ、空気をしっかり抜いて(脱気密封)、できるだけ薄く平らにするのがコツです。薄くすることで急速に凍り、解凍もスピーディーになります。
保存期間は、家庭用冷凍庫(-18℃前後)で約2週間〜1ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。
鮮度をキープする野菜の保存テクニック

野菜室の中でしなびていくレタスや、ドロドロに溶けたきゅうりを見るのは心が痛みますし、お財布にもダメージです。
野菜は種類によって最適な保存環境が異なります。「とりあえず野菜室」という思考停止をやめ、それぞれの特性に合わせたケアをしてあげることで、鮮度は驚くほど長持ちします。
野菜ごとの最適アプローチ
- 葉物野菜(ほうれん草・小松菜など):
これらは呼吸量が多いため、すぐに鮮度が落ちます。固めに茹でて冷水にとり、水気を絞ってから小分けラップして冷凍(ブランチング)するのが最強です。お浸しや味噌汁の具に即座に使えます。 - キャベツ・レタスなどの結球野菜:
芯(成長点)を爪楊枝で刺したり、芯をくり抜いて濡らしたキッチンペーパーを詰めたりすることで、成長を止めて鮮度を維持できます。ポリ袋に入れて口を軽く縛り、冷蔵庫へ。 - きのこ類(冷凍による旨味増幅):
特筆すべきはきのこ類です。しいたけ、しめじ、えのきなどは、冷凍することで細胞壁が壊れ、加熱時に旨味成分(グアニル酸など)を作り出す酵素が働きやすくなります。
水洗いはせず、石づきを取ってほぐし、数種類をミックスして「自家製きのこミックス」として冷凍しましょう。凍ったままスープや炒め物に放り込むだけで、出汁いらずの深い味わいになります。(出典:農林水産省『きのこの魅力』)
生のまま冷凍した野菜(カットした玉ねぎやキャベツなど)は、解凍すると水分が出て食感がクタッとなります。
平日の夕食作りを楽にする時短術
まとめ買いした大量の食材を、いかに無駄なく、かつ効率的に消費していくか。ここで役立つのが、物流や在庫管理で使われる「先入れ先出し(FIFO)」の考え方を応用した献立スケジュールです。
週の後半になればなるほど、生鮮食品の鮮度は落ちていきます。その事実を前提に、曜日ごとに調理法を変えていくのが賢い戦略です。
週の経過に合わせた調理プラン(フェーズ管理)
- フェーズA(月・火):鮮度優先期
対象:傷みやすい葉物野菜(レタス、水菜)、刺身、ひき肉以外の生肉。
メニュー例:サラダ、カルパッチョ、青椒肉絲(生ピーマンの食感を活かす)、野菜炒め。
→ 素材そのものの食感や風味を楽しむ料理を優先します。 - フェーズB(水・木):保存食活用期
対象:日持ちする根菜(大根、人参)、キャベツ、豆腐、卵、下味冷凍した魚。
メニュー例:肉豆腐、ブリの照り焼き(下味冷凍)、根菜の煮物、オムレツ。
→ 加熱時間を長めにとる煮物や焼き物が中心になります。 - フェーズC(金):在庫一掃期
対象:下味冷凍した肉、少ししなびかけた野菜、半端に残った食材。
メニュー例:カレー、鍋料理、具だくさんスープ、チャーハン。
→ 「金曜日は冷蔵庫整理の日」と決めてしまいます。カレーや鍋は、どんな野菜を入れても美味しくまとめてくれる包容力のあるメニューです。
このように流れを決めておくと、「早くこれを使わなきゃ」というプレッシャーから解放され、ゲームを攻略するように食材を使い切ることができます。週末に冷蔵庫が空っぽになったときの爽快感は格別ですよ。
買い出しをルーティン化する秘訣

まとめ買いを一時的なイベントではなく、生活の一部として定着させるためには、「頑張りすぎないこと」が何より大切です。
毎週完璧な栄養バランスの献立を作って、底値のスーパーを3軒ハシゴして……と最初から意気込むと、すぐに疲れて燃え尽きてしまいます。
「システム化」で脳の負担を減らす
私が続けているのは、週末の決まった時間に一連の流れを組み込むことです。
「土曜日の朝10時に冷蔵庫チェック」→「リスト作成」→「11時に買い出し」→「帰宅後30分で下味冷凍などの処理」→「午後はフリータイム!」
このように時間をブロックし、ルーティン化してしまいます。決まった行動パターンにしてしまえば、「いつ行こうかな」「面倒だな」と考える隙がなくなり、淡々とタスクをこなせるようになります。
家族を巻き込むチーム戦
一人で全てを抱え込まないでください。パートナーやお子さんがいる場合は、ぜひ巻き込みましょう。
重い荷物を持ってもらうだけでも助かりますし、一緒にメニューを考えることで「自分事」として捉えてもらいやすくなります。
買い物リスト共有アプリを使えば、「パパは飲料コーナーで牛乳とお酒をお願い」「私は野菜を見てくる」といった分散行動もスムーズになり、買い物の時間が短縮されます。
「言った言わない」の喧嘩が減り、協力してミッションをクリアする感覚が生まれるのも大きなメリットです。
週末まとめ買いのコツで豊かな生活へ
週末まとめ買いは、単に冷蔵庫を満タンにする物理的な作業ではありません。
それは、来たるべき1週間を自分らしく、心地よく過ごすための「未来への投資」であり、生活をコントロールするための「マネジメント手法」です。
平日の夕方、スーパーに寄る時間を短縮して生まれた30分で、子供とゆっくり話をしたり、湯船に浸かったり、読みたかった本を読んだりする。その積み重ねが、生活の質(QOL)を確実に高めてくれます。
最初は計画通りにいかないこともあるかもしれません。買いすぎたり、逆に足りなくなったりすることもあるでしょう。
でも、それでいいのです。「今回はこれが余ったから、次は減らそう」と修正していけば、必ずご自身の家庭にぴったりの「我が家のスタイル」が見つかります。
お金と時間のゆとりを生み出し、食卓を豊かにする週末まとめ買い。まずは次の週末、冷蔵庫の写真を撮るという小さな一歩から始めてみませんか?
※本記事で紹介した保存期間や費用は一般的な目安です。季節や保存環境、地域により異なりますので、最終的な判断はご自身の責任において行ってください。
特に食材の鮮度や臭いに違和感がある場合は、「もったいない」と思っても無理に食べずに廃棄することをおすすめします。健康こそが最大の資産です。